御手洗家、炎上する 【 解説・考察 】

「御手洗家、炎上する」解説・考察

自分なりにまとめてみました

御手洗家の火事とは何だったのか

13年前に杏子は御手洗家で暮らしていました。

家が火事になり自分を責める母・皐月。

その現場で杏子が見たのは母のママ友だった真希子の笑っている姿。

監視カメラを確認すると出入り口から出ていく人物のコートが映っていた。

しかしその証拠の映像データを父親が破棄します。

その後、両親は離婚して、父親は真希子と再婚したのでした。

真相を探るために家事代行として、御手洗家に乗り込む杏子。

火事の真相と犯人

皐月に憧れセレブになりたい真希子は、皐月のものを盗んで着用していました。

しかし、こんなことは辞めようと盗んだものを返しに来た時に、柚子に見られたのでした。

自首をしようと警察に行こうとすると、御手洗家が火事になり思いとどまります。

真希子は希一が火事を起こしたのだと勘違いしていたのですが、

実際は皐月の服を返そうと御手洗家に来ていた真二が、キッチンでカレーを見つけて美味しそうだと

勝手に温めて家事を起こしてしまったのでした。

放火ではなく真二が起こした不注意による事故でした。

杏子たちが確認した監視カメラに映っていたのは、皐月のコートを被って逃げる真二でした。

真希子の息子への愛情

セレブ気取りの真希子にとって引きこもりニートの長男など恥ですから、

息子を心配しつつも、自分のカリスマモデルという立場を崩したくないというジレンマに陥ってるのかと思いました。

しかし、本当は真希子は長男の希一を自分の支配下に置くことで満足していました。

表向きは希一は海外出張に出ているエリートという事になっています。

また、希一が放火犯だと勘違いしていた真希子は、希一への負い目も重なり過保護に向かってしまったとも言えます。

行き過ぎてしまい、自分がいないと生きていけない息子の状況を楽しんでさえいました。

「お母さんが働くから、あなたはそのままでいいの」ってセリフに恐怖を感じました。

皐月への憧れ

真希子は元は貧乏なシングルマザーでアパート暮らしでした。

医者の妻でセレブの皐月に憧れ、無理して真似をしていました。

それでは追いつけず、とうとう皐月の洋服を盗んでしまう始末。

キラキラした皐月に憧れるのは分かりますが・・・。

結局はそれが原因で火事になった訳ですが、罪の意識はあったかな?

ラストまで全く反省していないように私には見えました。

父親の治がひどい

毎回出てくるたびにイライラしました。

真希子よりこっちの方が悪人に思えて仕方がない。

優柔不断でフラフラしていて、言いたいことも言えず・・・。

だから真希子みたいなタイプに押し切られて結婚したんだろうと推察はしますが。

娘二人に対する態度も酷かったですね。

火事になったから離婚とかも設定的に無理がありました。

でも、治とはそういう人物なんだと納得するしかありません。

なぜ証拠を捨てたのか

杏子が問い詰めると父の治は証拠は捨てたと言います。

(実際は証拠は残っていて、杏子がカルテの中に隠したのですが)

この父親の行動は最後まで不可解でした。

皐月のせいで火事になったと言ってたけど、

本当は真希子がやったと疑っていて、真希子を庇うために捨てたのかなと思いました。

何を考えているのか最後まで分からなかったけど、ラストだけ急にちょっと良い人になってたのも謎。

承認欲求モンスター

今後もあらゆる炎上を起こしながら承認欲求を満たすのでしょう。

原作は読んでませんが、そんな予感のするラストでした。

そして息子たちはそんな母親を冷めた目で見ていくのでしょう。

真希子さんに問いたい「あなたは本当に幸せですか?」

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